アフターピル(緊急避妊薬)とは

 

アフターピルは、避妊に失敗した際の望まない妊娠を避けるために作られた緊急避妊薬です。受精卵の着床を防ぐための中用量のピル(女性用ホルモン剤)で、避妊に失敗した性行為後72時間以内に服用することで妊娠の回避に役立てることができます。

 

性交は妊娠の目的としたものではなく、男女関係の中で求められるひとつのコミュニケーション行為ですので、望まない妊娠を経験する方も存在します。危険日とわかっていながらも避妊の対処をしなかった、避妊具(コンドーム)は使用していたけれど破損してしまっていたなどの事情から、思わぬ妊娠の不安を抱える人は跡を絶ちません。

 

アフターピルはそんな時でも、望まない妊娠を避けるための強い味方となる緊急避妊薬です。またアフターピルは、性犯罪など性交の強要によって避妊ができなかった場合にも救いの手となるお薬になっています。

 

アフターピル(緊急避妊薬)の飲み方

 

アフターピルは2回に分けて服用します。妊娠する可能性がある性交後72時間以内に1回目を服用、2回目は1回目の12時間後に服用します。

72時間(3日)という時間は、受精から着床までにかかる期間(7日間)よりも前に生理を起こすためのタイムリミットでもあります。

時間内に服用した場合で妊娠を回避できる確率は、76%?89%と言われています。ホルモンの投与が早いほど効果は高くなるため、 より高い確率を得るためには24時間以内に服用するのがベストとされています。

 

性行為後出来る限り早くアフターピルを服用すれことで、その避妊確率は95%以上にも高まると言われています。

 

 

アフターピル(緊急避妊薬)の種類

 

アフターピルは、産婦人科などの専門医で処方してもらうことができます。現在国内では、プラノバール錠とノルレボ錠の2種類のアフターピルが用いられています。それぞれの避妊確率はプラノバール錠で96.8%、ノルレボ錠で98.6%と言われています。

 

以前は生理不順などの治療に用いるプラノバール錠(中用量ピル)が緊急避妊ピルとして使用されるのが一般的でしたが、2011年5月に正式に緊急避妊薬の承認を受けて以降、ノルレボ錠もアフターピルとして用いられるようなりました。

 

また現在では病院で購入する以外にも、個人輸入でアフターピルを入手することができます。個人輸入ではノルレボ錠と同様の成分で作られたマドンナとポスティノールが人気を集めています。

アフターピル

マドンナはタイのBiopharm Chemicals Co.,Ltd社で製造されているもので、ノルレボ錠と同成分で同効果に期待がもてるアフターピルです。一定時間内に服用することで卵巣・卵管・子宮内膜に作用し、排卵・受精・着床のすべての過程において妊娠を阻止させていきます。万一受精が起きてしまっても子宮内膜への着床をも防ぐので、かなりの確率で避妊を実現させることができ、その失敗率は2.5%程度であるとも言われています。

 

ポスティノールはハンガリー大手製薬会社のGEDEON RICHTER Ltd.で製造されたもので、ノルレボ錠と同成分+エチニルエストラジオール0.75mgを配合した新しいタイプのアフターピルとなっています。こちらも性交後72時間以内に服用することで避妊を実現へと導いていきます。

 

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